多職種による心不全チーム

 心筋梗塞、弁膜症、不整脈などさまざまな心臓病の行く先はすべて「心不全」です。特に、慢性心不全は完治する事はなく、進行すると入退院を繰り返すようになり、生活の質(QOL)が大きく低下します。しかし、心不全は生活習慣を改善する事で発症や悪化の予防をする事が可能となります。その予防には医師のみでは限界があり、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどの多職種が協力する事が必要となります。
 当院では2021年に心不全チームが発足し、現在心不全療法指導士が9名・心臓リハビリテーション指導士が2名在籍しています。それぞれの専門分野から患者さまやご家族様一人ひとりに最適な支援を提供できるよう努めています。特に、なぜ心不全に至ったのか?再入院に至ったのか?といった起因(トリガー)を確認する事で、患者さまそれぞれの病態に合わせた心不全指導に繋げられるよう取り組んでいます。
 今後は入院中にとどまらず、心不全看護外来や外来心臓リハビリテーションを通じて、地域の患者さまにも身近に感じていただけるようチームで支援を続けていきます。

心不全チーム

心不全チームの図
心不全チームの写真

私たちが心不全チームです!

チームには心不全療養指導士が9名、心臓リハビリテーション指導士が2名在籍しています。ピンクの名札のスタッフを探してくださいね。